2019年応用物理学会春季学術講演会で、”AIエレクトロニクス”が新セッションに!

 この度、2019年春季学術講演会のフォーカスドセッションとして”AIエレクトロニクス”が設立されるとのことです。私も、30年以上、応用物理学会の会員ですが、この分野ではもう久しく幽霊会員です(泣...)。フォーカスドセッションの設立の目的は、多数の分野・分類にまたがる話題性の高いトピックに焦点を当てることのようですが、やはり、近年の画像認識を中心とする深層学習・機械学習の応用の飛躍的な発展とともに、オペレーションを担う専用のコンピューティング技術に特化した半導体・エレクトロニクスの研究が重要になってきていることが、大きなモチベーションになっていると思います。今後、新しいAIセッションが定着するか否か、内容の評価次第でしょうが、次世代の変革へ向けたポジティブな第1歩であると思います。他のアカデミアの分野でも、データ駆動型社会への変革に向けて、トピックの見直しや新設が必要とされており、今までの枠組みを超えて、研究分野の異種混合化が加速してゆくことでしょう。今回のAIセッションの具体的テーマは、AIハードウェアの低消費電力化、高速化に適した材料・素子・アーキテクチャ技術、及びその測定技術や解析技術、さらには、AIハードウェアの模倣対象となる脳神経細胞機能の関する発表も含まれているようです。これらの動向は、ICTビジネスのリサーチの観点からも注目すべき動向で、今から楽しみです。また、このブログでも、ハイライトを、後日紹介できればと思っています。

 

出展:応用物理学会/セッション発表募集

 

 

2018年12月25日