代表プロフィール

 
小川 貴史 Takashi Ogawa, Ph.D.
博士(経営学)
市場モデリングコンサルタント。東京国際大学 データサイエンス教育研究所 特任教授。住友金属鉱山株式会社にて、電子材料・製造装置およびMCMの実装技術等の研究・技術開発を行った後、世界有数のリサーチ&アドバイザリ企業として知られる米国Gartner社のリサーチ部門にて、半導体製造産業・市場及び企業動向、イノベーション技術について、数々のリサーチ及びコンサルティング・プロジェクトに従事。22年間に渡り、グローバル大手企業、政府機関、IT系企業、投資機関、コンサルティング企業を中心に、独自のリサーチ分析を基にしたビジネス提言を行う。
2007年からは、同社のリサーチバイスプレジデントとして、半導体シリコン材料、半導体製造装置市場のデータ分析及び予測モデルのワールドワイド統括を担当するとともに、次世代のICT(Information and Communication Technology)産業のリサーチにも注力し、人工知能のエレクトロニクスへの応用及び半導体市場への影響、IoT(Internet of Things)による半導体製造におけるオペレーション・テクノロジーの変革に関するリサーチなどを推進。
2018年より独立し、HTM リサーチ インスティチュートを設立。ICT産業のビジネスリサーチ及びデータサイエンスを応用したモデル分析によるハイテク市場に纏わるカスタム・アナリシス、予測ソリューションの提供及びアドバイザリを行っており、Gerson Lehrman Groupなどの外部機関の専門コンサルタントも務めている。学校法人先端教育機構 先端教育研究所 研修員(2018年~2019年)、オーストラリア ボンド大学 スチューデント メンター(2018年~)、システムダイナミクス学会国際会議論文査読者(2019年~)、筑波大学大学院 特別講師 / T-フェロー (2020年~2023年)、東京国際大学 データサイエンス教育研究所 特任教授 (2024年~)。
東京理科大学大学院修士課程修了(物理学専攻)。オーストラリア ボンド大学大学院 経営学修士 (MBA) 。米国マサチューセッツ工科大学スローン経営大学院 エグゼクティブMOT (Management of Technology) プログラム修了。「シリコンサイクル」に関する研究により、筑波大学大学院ビジネス科学研究科博士後期課程にて、博士号(経営学)を取得。現在、同大学院理工情報生命学術院 システム情報工学研究群にて、数理モデルによるサプライチェーン・ダイナミクスに関する研究を行っている。
2024年、半導体デバイス市場変動の多重解像度解析に関する研究論文で、「日本経営システム学会 学会賞」を受賞。
共訳書に、Morris H. DeGroot & Mark J. Schervish教授(カーネギーメロン大学)の『デグルート&シャービッシュ 確率と統計 原著第4版』(共立出版)、James M. Utterback教授 (MITスローンスクール) の『デザイン・インスパイアード・イノベーション』(ファーストプレス社)、分担執筆書に『新・日本産業』(日本経済新聞社) がある。
 
 【取得特許及び関連資格】
・「赤外線透過性に優れたGe単結晶とその製造方法」(特許第2929469号)、「Teドープ音響光学素子」(特許第2934009号)等、光学結晶材料及び音響光学デバイス/製造方法に関する基本特許を取得
・一般社団法人 日本ディープラーニング協会 JDLA Deep Learning for GENERAL 2019(G検定) 及びENGINEER 2021(E資格) 合格
・FUJITSU Certified Professional AI 及び Master AI 認定 (2021年)
 
 【外部活動】

・「シリコン技術専門委員会」等、日本電子工業振興協会(現・電子情報技術産業協会)の技術専門委員会にて、電子デバイスに関する技術調査専門委員を歴任(1987年~1994年)
・経済産業省 非鉄金属産業戦略研究会シリコン・化合物半導体 産業戦略ワーキンググループ委員    (2006年)
・International Institute of Forecasters、System Dynamics Society、 日本経営システム学会、 日本生産管理学会、日本システムダイナミクス学会、応用経済時系列研究会、人工知能学会/ビジネス・ インフォマティクス研究会、会員

 【最近の発表論文】
1.小川貴史、「半導体デバイス市場の多重解像度解析 ー長周期変動におけるマクロ経済変動の影響ー」、日本経営システム学会誌、Vol.40、No.2、pp.115-126 (November 2023)
2.Ogawa,T., 「Dynamic Correlation Analysis of Semiconductor Device Markets by Time-Varying Coherency Evaluations」, The Proceedings of the 5th International Conference on Production Management in Tokyo (ICPM 2023) (pp.46-49, September 9-10, 2023, Hosei University + On-line, Tokyo)
3.小川貴史、「半導体デバイス市場の多重解像度解析 ~ Wavelet 法による” シリコンサイクル ”の周期変動の考察 ~」、第69回日本経営システム学会全国研究発表大会講演論文集、pp.186-189、2022年10月(釧路公立大学)
4.Ogawa,T.,「 Application of VAR Models for Semiconductor Manufacturing Equipment Market~Impulse Response Analysis to Chip Product Market and User’s Financial Performance~」, The Video Proceedings of 41th International Symposium on Forecasting (Virtual + Local Bub, June 27-30, 2021)
5.小川貴史、「多変量時系列モデルによる半導体市場の変動解析ー経済ショックが及ぼす影響の計量ー」、第64回日本経営システム学会全国研究発表大会講演論文集、pp.62-65、2020年5月(日本大学)
 
【その他の発表論文及び講演】
  → Researchmap マイポータル(小川貴史)