4月4日から6日にかけて、東京ビックサイトで開催されたAI・人工知能 EXPOへリサーチに行ってまいりました。今年で2回目の開催ですが、スペースがやや狭いこともあり、かなりの混雑ぶりでAI・人工知能に対する盛り上がりを再認識いたしました。前回と比較した所感を簡単に述べさせて頂きますと、ディープラーニングを用いた顔認識や画像認識・解析のアプリケーションにはすでにコモディティ化が始まっている点と、Internet of Things(IoT)によるビックデータのビジネスプロセスへの有効活用においては、まだ期待値との距離があり、ベンダーによる独自のプラットフォームの提唱やソリューションビジネスが急速に台頭してきているという点が印象的でした。また、IoT/ビックデータの活用例の展示では、さまざまな実例の教訓として、やはり、それぞれのビジネスプロセスに適合したデータモデリングの構築が重要であることが認識されてきたとの感じを受けました。
昨今のビットコインブームによる半導体ファンダリ―需要の寄与にも見られるように、デバイス&プラットフォームと台頭するデータサービスの動きが、ビジネスに密接に関連することになります。電子機器・デバイス企業&関連企業においても、データサイエンスに関する必要な知識やスキル獲得に加え、データサービスの動きに対応できる人材育成に向けて変革を急ぐ必要があると実感いたしました。